お客様との初めての打合せは、ご夫婦とまだまだ赤ちゃんの3人家族で、事務所に自分達の希望のインテリアを切り抜け集めたスクラップブックを片手に訪れた。
お客様の希望が詰まったスクラップブックは、作り手の私の立場としても、とてもワクワクするものである。写真を見させていただいて写真の共通点として、木や壁材やタイル材などの『素材感』を『素朴』に生かした雰囲気が好きなんだなと感じ取れた。
そのようないい雰囲気で一度間取の検討に目線を変えて「プランニングをスタート!」
ご依頼の建築予定地はおよそ35坪、けして敷地の内容上、陽当たりや眺望など問題なしという訳ではなく最終的には7案8案と試行錯誤の打ち合せを重ねた。
初めは、リビングの陽当りを考え2階リビング案で提案し、
検討後、防犯上と動線上、1階リビング案で方向性を変え、
お客様の予定の家族みんなで使える衣裳部屋を充実させる要素を増やし、
毎日の物干にも奥様がなるべくしやすく考慮を重ねた。
『間取』は工事スタートしたら、変更はとても難しいです。
この時間がとても大切です。
お客様にも、なるべくイメージしやすいように、この間取決めの時間はコンピューターで引かれたCAD図面でなく、スケッチや色をなるべく多く使い、
“理想の家に近づける時間を楽しんでいただくように努めてます”
次回『素材感と素朴感の家』②は、お客様とがんばって作り上げた住宅の完成写真の紹介です。
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『素材感と素朴感の家』②公開しました。
https://takikensetsu.hateblo.jp/entry/2018/06/21/110000
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『お客様との打合せの流れの紹介です。是非ご覧になってください』